取材日は平成22年1月19日
笠形神社
参道の入り口には鍵があいた鉄柵門があり、そこから約10分
鬱蒼とした笠形杉の中を歩くと、人里と無縁な感じて
社殿が3棟静かに建っている。
古くは1300年前にさかのぼると言われ
荘厳な中に歴史を秘めた本殿、中宮、拝殿は江戸時代後半に建立された。
特に欄間などの彫刻がすばらしく、その本流は日光東照宮にあると
いわれている。中井家一統の作とのこと。
境内には姫路城心柱の石碑があり昭和34年の昭和
大修理の際境内の御神木であった桧がこの地より運ばれた。
今でも残る境内の大杉は高さ50m、根の周り9.5mと深く年輪を刻んでいる。
兵庫の巨木として、町指定天然記念物として登録されており
巨木の下にたたずむと木の精の昔物語が聞こえて来そうな程です。
笠形寺
西暦650年頃法道仙人によって開かれた。
鬼面が有名で正月行事の「鬼追」に使われる
山の神、青鬼、赤鬼の3面があり、
それぞれが仏の化身で悪魔を追い払う仕草をするとのこと。
また境内には先ほどの杉とは別に
昭和52年県の天然記念物に指定された
コウヤマキが強く天を突いている。
樹齢450年から500年と推定されている。
室町時代後半から生き続けていることになります。
世界史でいうとコロンブスがアメリカ大陸を発見したころになる。
深い緑の葉をたっぷりたたえ大地に突き立っている。
全高21m根周り8.8m枝張りは東西に各6m、南に8m